メルカリ現金出品|クレジットカード現金化は規制対象?

フリマアプリ「メルカリ」で驚く事に現行紙幣の出品がなされました。現金出品は規制の対象になるのか?気になる換金率は?調査・検証してきたいと思います。

「メルカリ」に出品されていた物とは?

先日、ニュースを見ていると気になるニュースが目を引いた。
スマートフォンで手軽に出品・入札が行えると人気のフリマアプリ「メルカリ」で一万円札が出品され物議を醸していたのだ。

「昔から古い硬貨やお札の出品は良くある。何を今更・・・」
と思って見ていたのだが、これが結構大事になっているらしい。

一万円札が出品されているメルカリ

なるほど、確かに・・・物議を醸すかもしれない。
現金化のシステムを知らない人からしたら異様な光景だろう。

なお、この出品者は下記の通り売却額を設定していた。

10000円⇒11900円
30000円⇒35800円
40000円⇒47300円
50000円⇒59500円

換金率は約84%といったところで、さほど良いわけでも無いが、驚く事に半数以上が「SOLD(売却済み)」となっていた。

なぜ「現金」を買う人がいるのか

当アプリは決済代行サービスも同時に行っており、直接出品者へ商品代金を振り込んだり代引きで商品を発送してもらう以外に「クレジットカード払い」を選択する事が出来る。

当該取引はショッピング扱いのため、キャッシング枠がすでに限度額いっぱいまで使っている人でも、ショッピング枠の限度額が残っている状態であれば決済が行える。
後日、出品者には決済代行会社から落札金額が振り込まれ、落札者は現金書留等で現金を受領し、WINWINの関係が出来上がるというわけだ。

メルカリの規約では・・・

冒頭で軽く触れたが、メルカリやヤフオクといったオークションサイトやフリーマーケットアプリではエラーコインや旧札等が多数出品されており、運営側もこのような出品を削除する事はほとんど無い。
当該商品はコレクション要素が強く、骨董品売買の取引としての利用を想定しているためだ。
特にレアなものはマニアの間では高値で取引されており、中には驚く程の高額で取引されている事も珍しくない。

50円玉が高値で取引される事もあるヤフオク

メルカリやヤフオクの規約を見る限り、「硬貨」「紙幣」といった文字は無く、現金は出品禁止物には当たらないように思える。
現行紙幣というだけで出品を削除するような事があればダブルスタンダートである。

↓出品禁止物は各サイトの「利用規約」に列挙されている。↓

出品禁止物が載っているヤフオクの利用規約

しかし、明らかに現金化を目的とした利用の場合、以下に該当する可能性がある。

〈メルカリ〉
・公序良俗、モラルに反するもの
・メルカリ事務局で不適切と判断される商品

〈ヤフオク〉
・公序良俗に反するもの、反社会的なものまたはそれらの可能性があると当社が判断した商品等
・その他Yahoo! JAPAN独自の判断で不適当とみなした商品、またはヤフオク!の運営方針に外れた商品

この規約を根拠に、規制や出品物の削除をしていく形になるだろう。
いずれにせよ、この状況は長くは続かないと思われる。

オークション・ショッピングサイトを用いたクレジットカード現金化は昔からあった

実は、あまりクローズアップされていないだけで、骨董品としての価値が無い現行紙幣の出品や商品券を購入する形の現金化は多々あった。

最近だと、Amazonで商品券・ギフト券付きの「超高額ボンカレー」が流行った。

商品券・ギフト券付きの「超高額ボンカレー」が出品されているAmazon

これらはヤフオクにも出品されたが、すぐに削除されてしまった。

ひと昔前は出品内容の審査やチェックが比較的甘く、商品と現金を抱き合わせて出品する手法は良く見られたが、現在は「会費・落札手数料が高い」「クレジットカード利用停止の恐れ」「出品停止の恐れ」等、とにかく出品者のデメリットが多く、利用されなくなっていった。

また、時間は掛かるが2つのアカウントを利用した方法で現金化する手法もある。
自分で出品した商品を自分で落札する、といった方法で単純明快な仕組みだ。
決済をクレジットカードで行う事によりショッピング枠を現金化する事が可能になる。

しかし、これも前述したデメリットの他、2つのクレジットカードが必要な点や、複数回行う事は出来ない点(同一IDの取引は利用停止の恐れがある。)、手間等を考慮するとお奨めは出来ない。

「4/25追記」騒動を受けて各社の対応

メルカリで実際に現金化を行い体験談を書こうと思っていたのだが、騒動を受けて早くも規制が入ってしまった。

メルカリのクレジットカード現金化の規制 ヤフオクのクレジットカード現金化の規制についてのお知らせ

メルカリでは規約に「現行流通している国内外の紙幣、通貨、仮想通貨」が追加され、ヤフオクは現金化目的の出品が禁止な旨に釘を刺した形だ。
また、メルカリは24時間体制で監視、規制対象商品が出品されたら即刻削除する、と広報部より説明がなされており、今後現金の出品はほぼ無くなると予想される。

昔からひっそりと存在していた現金化方法だったが、SNS等で多くの人の目に触れ、クローズアップされたが故に、事態収束の為対応せざるを得なかったのだろう。(もちろん、運営側も元々推奨しているわけではなかったが・・・)
今後も各社の対応に注目していきたい。